2023
26
May

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国鉄EF64形電気機関車

1960年(昭和35年)に国鉄の大型電気機関車としては最初の近代化形であるEF60が完成して以後、本線の列車牽引用としては東海道山陽本線向けのEF61信越本線用のEF62EF63が開発されていた。

EF60・EF61は平坦路線牽引用、またEF62は信越本線横川 – 軽井沢間の国鉄最急勾配に対応した本務機、EF63は碓氷峠補助機関車(補機)という特殊設計となっており、他の一般勾配路線では、EF62・EF63が備える急勾配用の装置は必要としなかった。

しかし一方で、奥羽本線板谷峠1949年〈昭和24年〉に直流電化、1968年〈昭和43年〉に交流化し当形式は撤退)越え[注 1]区間や、中央本線[注 2]など、20 – 33‰程度の中勾配区間に対応する発電ブレーキ搭載の新型F級電気機関車が必要とされる直流電化路線も多く、これに対応するために開発され1964年(昭和39年)に登場したのが本形式である。

1964年(昭和39年)から1976年(昭和51年)の間に、基本番台 (EF64 1 – 79) 79両、1980年(昭和55年)から1982年(昭和57年)の間に大幅な設計変更を行った1000番台 (EF64 1001 – 1053) 53両の計132両が製造された。

 

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